社内規程に落とす方法|AI議事録のルールを“守られる形”にするテンプレ

社内規程に落とす方法|AI議事録のルールを“守られる形”にするテンプレ

録音同意・共有範囲・保持期間・権限・外部共有・マスキングを社内規程にまとめる手順と、コピペで使える条文テンプレを提示。

社内規程に落とす方法|AI議事録ツールを安全に運用するルールテンプレ集

社内規程がないと、運用は必ず崩れます

AI議事録ツールは便利なので、放っておくと現場はどんどん使い始めます。ところが、ルールがないまま広がると「共有しすぎ」「残しすぎ」「権限が雑」のどれかで事故が起きます。

結論:安全に使い続けるコツは、難しい規程を作ることではありません。現場が迷わず守れる“短いルール”に落とすことです。

規程化のコツ:守られるのは“長文”ではなく“型”

社内規程は、立派な文章より「現場が判断できる基準」があるかが重要です。おすすめは次の2層構造です。

内容 目的
基本規程(1〜2ページ) やっていいこと/ダメなこと/責任者 迷いをなくす
運用ルール(チェックリスト) 会議前/会議後/外部共有/退職時 漏れを防ぐ

ポイント:規程は「読み物」にしない。その場で使える道具にすると定着します。

まず決める:会議の5分類(これが全ルールの背骨)

迷いを減らすため、会議を先に分類します。これだけで、共有・保持・権限が自動的に決まります。

会議分類 共有 保持(目安)
全社 全社説明会、研修 全社員(閲覧のみ) 要約:1〜2年
部門 部門定例 部門内 要約:6〜12ヶ月
プロジェクト PJ進捗、開発 PJメンバー PJ終了+1年
外部 商談、取材、外注 社内担当+必要最小の外部 要約:〜180日
機密 人事、法務、重大障害 指名者のみ 短期(原則残さない)
結論:社内規程は「会議分類」を決めると一気に作れます。逆に、分類がないと全員が毎回迷います。

社内規程テンプレ(コピペで使える雛形)

ここから先は、そのまま社内文書に貼れる形でまとめます。必要に応じて表現だけ社内向けに調整してください。

(1)目的
本規程は、AI議事録ツールを用いた録音・文字起こし・要約・共有を安全かつ円滑に行うため、会議データの取り扱い基準を定める。

(2)対象
本規程は、当社業務において作成される音声データ、文字起こし、要約、議事録、共有リンク、閲覧ログ等(以下「会議データ」)に適用する。

(3)会議分類
会議は「全社」「部門」「プロジェクト」「外部」「機密」の5分類とし、主催者は会議開始前に分類を確定する。

(4)録音・同意
主催者は、録音・文字起こし・要約を行う場合、参加者に対し目的および共有範囲を明示する。外部が参加する場合は、録音の可否を事前または会議冒頭に確認する。

(5)共有範囲
会議データの共有は、会議分類に紐づく範囲に限定する。機密会議の共有は指名者のみに限定し、外部共有は原則行わない。

(6)外部共有
外部共有が必要な場合、原本(音声・全文)の共有は原則禁止とし、要約・決定事項・宿題を中心とした「共有版」を作成する。共有リンクを利用する場合は期限を設定し、閲覧のみに制限する。

(7)個人情報・機微情報
外部共有または広範囲共有を行う場合、氏名・連絡先・識別子等の個人情報はマスキング(伏せ字・置換・削除)を行う。

(8)保存期間(保持)
会議データの保存期間は会議分類およびデータ種類(音声/全文/要約)により定める。音声データは短期保存を基本とし、期限到来後は削除する。例外的に延長する場合は理由と期限を記録する。

(9)権限管理
権限は管理者・編集者・閲覧者・外部ゲストに分け、必要最小限を原則とする。編集権限は主催者等に限定し、外部ゲストは閲覧のみとする。

(10)退職・異動・外部契約終了時
退職・異動・外部契約終了時には、当日中に権限を見直し、不要なアカウント・共有リンク・ゲスト招待を無効化する。必要な会議データは適切な所有者へ移管する。

(11)禁止事項
以下を禁止する。
・会議分類を決めずに外部共有すること
・期限なしの共有リンクを作成すること(特別な承認を除く)
・個人情報をマスキングせずに外部共有すること
・機密会議の原本(音声・全文)を外部へ共有すること

(12)問い合わせ・例外承認
本規程の運用に関する問い合わせ、例外承認は(担当部署/責任者)へ申請する。

運用チェックリスト(規程とセットで配ると強い)

タイミング 確認すること
会議前 会議分類/録音の同意(外部)/共有範囲/保持期間
会議後 要約(決定・宿題)確定/共有版作成(外部)/リンク期限設定
外部共有 原本共有しない/マスキング/閲覧のみ/DL不可/ログ確認
退職・異動 権限剥奪/リンク無効化/オーナー移管/ゲスト解除
結論:規程は“読むもの”ではなく“守る仕組み”。チェックリストとセットにすると定着します。

規程に合わせて選ぶなら:法人向け機能の差をランキングで確認

社内規程を守りやすいかは、ツール側の権限管理・リンク制御・保持ポリシー・監査ログで差が出ます。比較はランキング記事に集約しています。

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