社外秘運用ルール|AI議事録で“漏えいしない”共有・保存・権限の決め方

社外秘運用ルール|AI議事録で“漏えいしない”共有・保存・権限の決め方

社外秘の議事録をAIで扱うときの基本ルール(分類・共有範囲・リンク・保存期間・削除・監査)をテンプレ付きで解説。

社外秘運用ルール|AI議事録を安全に回す「会議種別×共有×保持」の型

社外秘運用ルールが必要な理由

AI議事録ツールは、録音→文字起こし→要約→共有までを一気通貫で高速化します。その分、社外秘の情報が“増えやすく・広がりやすい”のが最大の特徴です。

結論:社外秘運用は「怖いから使わない」ではなく、使える状態に落とし込む“型”を作ることが正解です。

社外秘の議事録で起きる事故パターン(まず敵を特定する)

  • 共有範囲が広い:関係ない人が閲覧できる
  • 共有リンクが生き残る:期限なし・転送で外部へ
  • 音声が長期保存:全文が残り続ける(リスク最大)
  • 退職者のアクセス:オフボード漏れで閲覧継続
  • 要約が単独で歩く:文脈がなく誤解・誤転送が起きる

要点:事故は「録音」より共有と保持で起きます。ここをルール化すると、安心して使い倒せます。

最初にやる:社外秘の“分類”を3段階に固定する

運用が崩れる原因は「社外秘の定義が曖昧」なことです。まずは3段階で十分です。

分類 共有範囲 おすすめの扱い
社外秘(通常) 価格方針、提案内容、社内運用 プロジェクト/部門内 要約は残す、音声は短期
厳秘(高機密) 契約交渉、人事、障害・事故対応 最小限メンバー 共有リンク原則NG、保持短期
極秘(特別) M&A、訴訟、重大インシデント 指名者のみ 原則録音しない/残さない
運用コツ:分類は増やさない。3段階に固定し、誰でも迷わず選べる状態が最強です。

社外秘の“基本ルール”テンプレ(そのまま社内規程に落とせる)

項目 社外秘(通常) 厳秘(高機密) 極秘(特別)
録音 可(必要最小) 原則可(例外は不可) 原則不可
音声保持 7〜30日 7日以内 保存しない
文字起こし保持 30〜180日 30日以内 保存しない/要約のみ
要約保持 180日〜1年 90日以内 必要最小限のみ
共有リンク 期限あり(7〜14日) 原則NG(必要時のみ) 禁止
閲覧権限 プロジェクト固定 指名者のみ 指名者のみ+管理者監督
DL/エクスポート 原則不可(必要時のみ) 禁止 禁止

ポイント:音声はリスク最大なので短期。要約は共有価値最大なので必要な範囲で残す。これが最もバランスが良いです。

共有ルール:社外秘は「リンク共有」を原則にしない

社外秘で一番事故が多いのは共有リンクです。便利さに負けると破綻します。

  • 社外秘(通常):リンクは期限つき、閲覧のみ、DL不可を基本
  • 厳秘:原則リンク共有NG。どうしても必要なら“指名+期限+ログ”
  • 極秘:リンク共有は禁止
鉄則:「誰でも開けるリンク」は社外秘と相性最悪です。期限・閲覧制限・ログが無いなら共有しない方が安全です。

保存ルール:会議が終わったら「音声→要約」の順で軽量化する

社外秘の運用は、データを“残し方”で勝負が決まります。おすすめは次の考え方です。

残す優先度 データ 理由 運用
低(短期) 音声 最も漏えいダメージが大きい 短期保存→自動削除
全文文字起こし 検索価値はあるが広がりやすい 必要期間のみ保持
高(必要なら長期) 要約・決定事項・宿題 共有価値が高く、読みやすい 権限付きで保持

現場で効く運用:会議後に「要約(結論・決定・宿題)」を確定し、音声は期限で消えるようにする。これでリスクが激減します。

編集ルール:要約は“改変”ではなく“追記”に寄せる

社外秘ほど「言った/言ってない」が問題になります。編集を許可する場合は、次のルールが安全です。

  • 要約の編集は最小限:誤字・固有名詞の補正中心
  • 重要箇所は根拠に戻れる:タイムスタンプで該当箇所へ
  • 修正は追記で残す:元の要約を消さず、修正理由を添える
結論:社外秘では「編集できる」より「何が変わったか追える」が重要です。

アカウント運用:退職・異動の“当日無効化”をルール化する

社外秘の事故は、退職者・外注・異動後のアクセスで起きやすいです。ルールはシンプルにします。

  • 退職:当日中にアカウント無効化
  • 異動:プロジェクト権限を当日中に剥奪
  • 外注:ゲスト権限+期限+閲覧のみ

運用コツ:「人で管理」だと漏れます。可能ならSSOや一元ID管理で、権限剥奪を仕組み化すると強いです。

会議開始前の“チェックリスト”で事故率を下げる

  • この会議は分類どれ?(社外秘/厳秘/極秘)
  • 録音する?しない?(極秘は原則しない)
  • 共有範囲は誰まで?(参加者+関係者の定義)
  • 共有リンクを使う?(期限・閲覧のみ・DL不可)
  • 保持期間は?(音声は短期が基本)
最短改善:会議冒頭に「本会議は社外秘。共有はプロジェクト内。リンクは期限あり」と口に出す。これだけで事故が減ります。

社外秘運用に強いAI議事録ツールは?(ランキングで比較)

社外秘の運用は、ツール側の権限管理・共有リンク制御・保持ポリシー・監査ログで差が出ます。比較はランキング記事に集約しています。

AI議事録ツールおすすめランキング【2026年版】を見る