外部委託・取材の注意|AI議事録を社外と扱うときの事故防止ルール

外部委託・取材の注意|AI議事録を社外と扱うときの事故防止ルール

外注・取材・業務委託でAI議事録を共有する際の注意点(同意・共有範囲・マスキング・保持・リンク)をテンプレ付きで解説。

外部委託・取材の注意|社外と議事録を共有するための「最小化」設計

外部委託・取材でAI議事録は“便利なほど危ない”

外注・業務委託・取材・インタビューは、社内会議と違って関係者の境界が曖昧になりやすい領域です。AI議事録ツールは共有が速い分、設定を誤ると情報が一気に外へ出ます。

結論:外部が絡むときは「全部共有」ではなく、最小化(必要なものだけ、必要な期間だけ、必要な人だけ)が正解です。

外部共有で起きやすい事故パターン

  • 録音・文字起こしの同意が曖昧:後から揉める
  • 共有範囲が広がる:委託先の別担当が見ている
  • 共有リンクが転送される:第三者が閲覧できる
  • 個人情報が残る:連絡先・担当者名・個別事情
  • 保持が無期限:終了後もデータが残り続ける

ポイント:外部案件は「終わった後」に事故が起きます。期限・削除・権限剥奪まで含めて設計すると安全です。

外部共有は“原本”を渡さない(共有版を作る)

外部共有で最も強い安全策は、原本(全文・音声)を渡さないことです。

種類 中身 共有対象 狙い
原本 音声+全文+詳細 社内のみ リスク最大データを閉じる
共有版 要約+決定+宿題+必要最小の引用 社外/広範囲 必要情報だけ流通
結論:外部に渡すのは「共有版」。原本は社内に閉じる。これで事故率が一気に下がります。

同意の取り方:外部は“目的+共有範囲+保持”をセットで

外部の録音・文字起こしは、同意の内容を明確にすると揉めません。

同意テンプレ(取材/外注)

「議事録作成のため録音し、AIで文字起こし・要約します。共有は(共有範囲)に限定し、外部公開はしません。データは(保存期間)で削除します。問題があれば録音なしで進めます。」

同意テンプレ(公開前提の取材)

「録音し、文字起こしして編集します。公開は(媒体/範囲)で、公開前に(確認フロー)を行います。公開しない部分(オフレコ)は明確に区別します。」

コツ:外部は「録音OK」だけだと不十分。共有範囲と保持までセットで言うと強いです。

マスキング:外部共有は“個人名・連絡先”を基本的に伏せる

外部共有は、内容が正しくても個人情報が残ると事故になります。

  • 氏名:担当者A/B、役割名に置換
  • 連絡先:メール・電話・住所は伏せ字
  • 個別事情:不要なら削除、必要なら抽象化

現実解:外部に渡すのは「要約+決定+宿題」。全文文字起こしは、共有範囲を狭めない限り渡さない方が安全です。

共有方法:リンク共有は“期限・閲覧のみ・DL不可”が基本

外部共有でリンクを使うなら、次が揃ってからにします。

  • 期限:7日〜14日(長くても30日)
  • 閲覧のみ:編集不可
  • DL不可:音声・テキストの持ち出しを防ぐ
  • 無効化:管理者が即停止できる
  • ログ:閲覧履歴が追える
結論:外部リンクは「いつでも止められる」ことが生命線。止められないリンクは作らない方が安全です。

保持と削除:契約終了時の“自動消滅”を作る

外部案件は、終わった後にデータが残るのが危険です。

データ 推奨保持 理由
音声 7〜30日 リスク最大
全文文字起こし 30〜90日 必要期間だけ
共有版(要約) 180日程度 業務上の参照に必要
共有リンク 7〜14日 転送事故を防ぐ

運用コツ:契約終了・納品完了のタイミングで「リンク無効化」「ゲスト解除」「データ削除」を一括で行うチェックリストを作ると強いです。

外部委託のチェックリスト(開始前/終了時)

開始前

  • 録音・文字起こし・要約の同意(目的・共有範囲・保持)
  • 共有範囲(担当者名指し/ゲスト権限)
  • 共有版を作る(原本は渡さない)
  • リンク共有の条件(期限・DL不可・ログ)

終了時

  • 共有リンクの無効化
  • 外部ゲストの解除
  • 音声・全文の削除(保持ポリシー通り)
  • 必要な要約だけ社内に残す
結論:外部案件は「始め方」より「終わり方」で安全が決まります。終了時の処理まで型にすると事故が消えます。

外部共有に強いAI議事録ツールは?(ランキングで比較)

外部共有は、ツール側の権限・リンク制御・保持・ログで差が出ます。比較はランキング記事に集約しています。

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