比較①:会議向け vs 取材向け|最初に分けるべき基準【2026年版】
AI議事録ツール選びで最初にやるべきことは、候補を並べることではありません。用途を二択に割ることです。
なぜなら、会議向けと取材向けでは「正義」が違うからです。会議では決定事項とToDoが一瞬で回ることが価値。取材では原稿化が速いことが価値。ここを混ぜると、どれを選んでも微妙になります。
まず結論:会議向けと取材向けは“評価軸”が別物
同じ「文字起こし」でも、求めるゴールが違います。
| 用途 |
ゴール |
重視する機能 |
失敗しやすい選び方 |
| 会議向け |
会議後の意思決定を速くする |
要約/ToDo抽出/共有/検索 |
「精度が高い」だけで選び、運用が回らない |
| 取材向け |
原稿化・編集を速くする |
長時間録音/タイムスタンプ/編集/出力 |
会議向けを選び、編集で地獄を見る |
断言:会議向けは「読む人が動ける」ことが勝ち。取材向けは「編集が速い」ことが勝ち。ここがズレた瞬間、全部負けます。
会議向けで最初に決めるべき3条件
会議向けを選ぶなら、「文字起こしが正しいか」より先に、運用の条件を決めます。
条件①:会議の成果物は何か(ToDoか、決定事項か)
- ToDoを回したい → タスク抽出・担当/期限が見える要約が必須
- 決定事項を残したい → 決定が先頭に出る要約構造が必須
条件②:共有先はどこか(Slack/Notion/Google等)
- 共有先が決まっている → 連携 or 出力が重要
- 共有先が決まっていない → まず運用ルールを作る(ツールだけでは解決しない)
条件③:会議の頻度(分数課金の現実)
- 会議が多い → 分数上限と保持で詰むので、最初から有料前提
- 会議が少ない → 無料〜低コストでも成立(ただし保持と出力は確認)
会議向けの核心:会議は「録る」ではなく「回す」。要約と共有が強いツールが正解になります。
取材向けで最初に決めるべき3条件
取材は、会議と違って“編集工程”が必ず入ります。だから、判断軸も変わります。
条件①:録音は何分か(60分以上が普通なら取材型)
- 30分以内が多い → 会議型でも対応できる場合がある
- 60〜120分が多い → 長時間前提の取材型が有利
条件②:タイムスタンプが必要か(該当箇所へ戻る頻度)
- 引用・抜粋が多い → タイムスタンプは必須
- 全文をざっくり読むだけ → タイムスタンプの優先度は下がる
条件③:二次利用をするか(記事・SNS・資料・台本)
- 二次利用する → 出力(エクスポート)の自由度が最重要
- 原稿だけ → 編集の導線と話者分離が最重要
取材向けの核心:取材は「正しい文章」より「編集が速い」。タイムスタンプと出力が強いツールが正解になります。
よくある失敗:会議向けで取材をやる/取材向けで会議を回す
| 失敗パターン |
起きること |
解決策 |
| 会議向けで取材 |
タイムスタンプが弱く、編集で迷子になる |
取材型に寄せる(長時間・編集・出力) |
| 取材向けで会議 |
要約が会議運用に合わず、ToDoが回らない |
会議型に寄せる(要約・ToDo・共有) |
結論:用途を間違えると、どんなに有名でも「微妙」になります。最初の二択がすべてです。
あなたはどっち?30秒で決まるチェック
- 議事録の目的が「決定事項・ToDo」→ 会議向け
- 目的が「原稿化・編集」→ 取材向け
- 会議が週に何本もある → 会議向けを優先(分数と共有が重要)
- 取材が60分超えが多い → 取材向けを優先(長時間とタイムスタンプが重要)
まとめ:最初の二択で、迷いが消える
- 会議向けは「要約・ToDo・共有」で勝つ
- 取材向けは「長時間・タイムスタンプ・編集・出力」で勝つ
- 用途を混ぜると、どれを選んでも微妙になる
→ ランキングで最終決定する