

導入前にやるべきこと|議事録が回るチームの前提づくり【2026年版】
AI議事録ツールは、入れた瞬間に楽になる道具ではありません。楽になるのは、議事録が「読まれて動く」状態を作れたチームだけです。
逆に、導入前の前提が整っていないと、議事録は増えるのに誰も読まず、ツールのせいにされて終わります。
狙い:導入前に“決めるべきこと”を先に決めて、ツール選びと定着を一気に成功させます。
導入で詰む原因は、ほぼ運用です。導入前に決めるべきものは、この5つに集約できます。
断言:AI議事録ツールの勝敗は、導入前に「議事録の座標(置き場所・型・責任)」を固定できるかで決まります。
目的が曖昧な議事録は、必ず“読まれないログ”になります。目的は1行で決めます。
| 目的の型 | 1行の例 | 効く場面 |
|---|---|---|
| 実行(ToDo) | 会議後に、担当と期限が確定したToDoを最短で配布する | 社内会議・定例 |
| 合意(言った/言わない防止) | 合意事項と前提条件を残し、後から揉めないようにする | 取引・社外会議 |
| 資産化(検索) | 過去議論を検索して再利用し、同じ会議を減らす | プロジェクト運用 |
| 制作(原稿化) | 取材音声を原稿に変えるため、引用可能な形で残す | 取材・インタビュー |
コツ:目的が2つ以上あるなら「8割の用途」を主目的にします。主目的が決まると、必要機能も自動的に決まります。
議事録が読まれない最大要因は、置き場所がバラバラなことです。読む人は探しません。置き場所を固定します。
| 共有先 | 向く現場 | 決めるべきこと |
|---|---|---|
| Slack | 会議が多い/流れが速い | 投稿先チャンネル、固定フォーマット、ピン運用 |
| Notion | ナレッジ化/検索重視 | DB化、タグ設計、会議テンプレの統一 |
| Google Drive | 権限管理/フォルダ運用 | フォルダ構造、命名規則、閲覧権限 |
| 社内Wiki | 規程が強い/監査がある | 閲覧範囲、保持、編集フロー |
断言:置き場所が固定されていない議事録は、存在しないのと同じです。
議事録は「全文」ではなく「読まれる形」が価値です。テンプレは最小でOK。まずはこれだけで回ります。
最小テンプレ(これだけで実務になる)
AI要約の質はツール差がありますが、テンプレがあるだけで“読む側の負担”が激減します。結果として、定着率が上がります。
「誰が整えるか」が決まっていないと、必ずこうなります。
担当は、役割で分けると回ります。
| 役割 | やること | 向く人 |
|---|---|---|
| 運用管理者 | テンプレ・共有先・命名の統一 | リーダー/事務局 |
| 会議オーナー | 決定事項とToDoの最終確認 | 会議主催者 |
| 利用者 | ToDoの実行・更新 | 参加者全員 |
断言:AIに任せるほど、“最後の責任者”が必要になります。そこを決めるのが導入前の仕事です。
機密で揉めると、導入は止まります。完璧を狙わず、まず最小のルールだけ作ります。
最低限の考え方:「見せていい人」より「見せてはいけない人」を先に決めると、ルールが簡単になります。
ここまでを、1枚に落とします。これがあると、導入が“個人の頑張り”から“仕組み”に変わります。