話者分離(Speaker Diarization)の仕組み・できること/できないこと・精度が落ちる原因を初心者向けに整理。会議で責任と決定を残すための運用コツ(マイク・被り・名前付け・辞書)まで解説。

データ保持とは?|AI議事録の保存期間・削除ルールを決める基本
Retention(データ保持)の意味、保存期間の決め方、法務・セキュリティ観点の注意点、運用テンプレまで解説。

データ保持(Retention)とは、AI議事録ツールに保存される音声・文字起こし・要約・共有リンク・ログなどを、どのくらいの期間保存し、いつ削除するかを決める考え方です。
要点:データ保持は「残す vs 消す」ではなく、残すべきものを残し、残さないものは消すの線引きです。
| データ | 例 | リスク | 価値 |
|---|---|---|---|
| 音声 | 録音データ | 最も高い(生声・機密が丸ごと) | 根拠として最強 |
| 文字起こし | 全文テキスト | 高い(検索できる分、広がりやすい) | ナレッジ化に強い |
| 要約 | 結論・決定事項 | 中(重要だけが残る) | 共有価値が高い |
| 共有リンク | URL、ゲスト共有 | 高い(外部流出の起点) | 共有が速い |
| 監査ログ | 閲覧・編集・共有履歴 | 中(個人の行動ログ) | 事故調査に必須 |
保存期間は「雰囲気」で決めると揉めます。次の3軸で決めると綺麗に落ちます。
現実解:多くの組織は「全部同じ期間」で失敗します。会議種別で分けると一気に楽になります。
| 会議種別 | 音声 | 文字起こし | 要約 | 共有リンク |
|---|---|---|---|---|
| 全社共有 | 90日 | 1年 | 2年 | 30日(更新制) |
| 部門内 | 30日 | 180日 | 1年 | 14日 |
| プロジェクト | 30日 | PJ終了+90日 | PJ終了+1年 | 14日 |
| 外部共有(取引先/取材) | 7〜30日 | 30〜90日 | 180日 | 7日(必ず期限) |
| 機密(人事/法務/M&A) | 原則保存しない or 7日 | 30日(最小限) | 90日(必要分のみ) | 原則NG |
保持ポリシーは、決めても守れないと意味がありません。実務は自動削除が前提です。
落とし穴:「削除は怖いから無期限」は最悪手。情報は増えるほど漏えい面積が広がります。
保持ポリシーは、法人向け機能の差が出る領域です。会議種別での保持設定、共有リンクの期限、監査ログまで含めて比較するのが確実です。