会議・面談・取材で録音同意が必要になる場面、トラブルを避ける同意の取り方、議事録共有の注意点を整理。

個人情報のマスキング|AI議事録で“名前・番号”を守る実務ルール
PII(個人情報)マスキングの考え方、対象例、手動/自動の使い分け、共有前チェックと運用テンプレを解説。

個人情報のマスキングとは、AI議事録(文字起こし・要約・共有用メモ)に含まれる個人を特定できる情報を、伏せ字・置換・削除などで見えない形に整えることです。共有や保管の範囲が広いほど、マスキングは“保険”ではなく必須の前処理になります。
ポイント:録音の同意を取っていても、共有範囲が変わると別問題になります。共有前マスキングが効きます。
| カテゴリ | 例 | マスキング例 |
|---|---|---|
| 連絡先 | 電話番号、メール、住所 | 090-****-**** / xxx@***.com |
| 識別子 | 社員番号、顧客ID、口座番号 | ID-*****(末尾だけ残す) |
| 個人の属性 | 生年月日、家族構成、健康情報 | 削除 or 匿名化(年代だけ) |
| 位置情報 | 住所、訪問先、移動履歴 | 市区町村までに縮約 |
| 顔が見える情報 | 固有の所属+役職+希少情報 | 役割名に置換(担当者A) |
| 方法 | 内容 | 向くケース | 弱点 |
|---|---|---|---|
| 伏せ字 | 一部を****にする | 番号・メールなど形式が明確 | 文脈で推測される場合 |
| 置換 | 役割名・匿名IDに置き換える | 人名・社名・部署名 | 置換ルールが必要 |
| 削除 | 文章ごと消す | 機微情報(健康・家庭事情など) | 情報価値が落ちる |
おすすめ:議事録の共有版は「置換+伏せ字」を基本にして、機微情報だけ削除するのがバランスが良いです。
自動マスキングは便利ですが、100%ではありません。実務は次が最短です。
運用の型:共有するのは原則「要約+決定+宿題」。全文文字起こしは共有範囲を絞るほど安全です。
| 対象 | 原本(内部) | 共有版(外部/広範囲) |
|---|---|---|
| 氏名 | 残す | 担当者A/B、役職名に置換 |
| 連絡先 | 必要な範囲で残す | 原則伏せ字 |
| 個別事情 | 最小限 | 削除 or 抽象化(要点のみ) |
| 共有リンク | 期限あり | 期限短め+閲覧のみ+DL不可 |
マスキングは運用ですが、ツール側の編集・権限・共有リンク制御で事故率が変わります。比較はランキング記事に集約しています。