保存期間を決める|AI議事録のデータ保持ポリシー設計とテンプレ

保存期間を決める|AI議事録のデータ保持ポリシー設計とテンプレ

会議種別ごとの保存期間の決め方、音声/全文/要約の残し分け、自動削除と例外運用まで具体例で解説。

保存期間を決める|議事録を「残しすぎ」「消しすぎ」しないデータ保持ポリシー

保存期間(保持ポリシー)を決めるべき理由

AI議事録ツールは、会議データが増え続ける仕組みです。保存期間を決めないと、

  • 社外秘や個人情報が蓄積してリスクが増える
  • 逆に、必要な証跡が消えて困る
  • 共有リンクが残り続けて事故る

という形で必ず詰みます。

結論:保存期間は「あとで考える」と崩壊します。会議種別×データ種類で先に型を作るのが最短です。

保存期間は“録音”より“共有と保持”が論点

揉めるのは録音したかどうかより、

  • いつまで残る?
  • 誰が見られる?
  • 外部に出る?

です。保存期間の設計は、安心して共有するための土台になります。

ポイント:保存期間を短くすると安全になりますが、短すぎると引継ぎ・監査・トラブル対応で困ります。だから会議種別で分けるのが正解です。

まず整理:AI議事録で“何が残るか”

データ 価値 リスク 基本方針
音声 根拠として最強 最大(情報量が多い) 短期保存が基本
全文文字起こし 検索・検証に強い 高い(広がりやすい) 必要期間のみ
要約・決定事項 共有価値最大 中(重要だけが残る) 必要なら長期
共有リンク 共有が速い 高い(外部流出の起点) 期限必須
監査ログ 事故調査に必須 中(行動ログ) 規程に合わせる
鉄則:音声は短く、要約は必要なら長く。これが最も事故りにくいです。

保存期間の決め方:3軸フレーム(迷わない)

  • 業務価値:どれくらい参照するか(次回会議まで?四半期?1年?)
  • リスク:漏えいした時の損害(機密度)
  • 義務:監査・契約・社内規程で必要な期間

使い方:「価値が高いがリスクも高い」もの(音声など)は短期+厳格管理。「価値が高くリスクが中」なもの(要約)は必要に応じて長期。

会議種別×保存期間テンプレ(まずこれで回る)

会議種別 音声 全文文字起こし 要約・決定・宿題 共有リンク
全社共有 30〜90日 6〜12ヶ月 1〜2年 30日(更新制)
部門会議 7〜30日 90〜180日 6〜12ヶ月 14日
プロジェクト 7〜30日 PJ終了+90日 PJ終了+1年 14日
外部(商談/取材) 7〜30日 30〜90日 180日 7日(必ず期限)
機密(人事/法務) 原則保存しない or 7日 30日以内(最小) 90日以内(必要分のみ) 原則NG
結論:「全部同じ期間」が一番失敗します。会議種別で分けるだけで運用が回ります。

自動削除がないと、保持ポリシーは守れない

保存期間は決めるだけでは意味がありません。実務は自動削除が前提です。

  • 期限で自動削除:音声・全文の期限を守れる
  • 例外の延長:監査・トラブル対応など必要時だけ延長
  • 承認制:誰でも延長できると“無期限化”する

運用のコツ:延長は“例外”として扱い、延長理由・期限を記録して残すと破綻しません。

保存期間を短くしても困らない“残し方”

音声や全文を短期にしても、困らないように設計できます。

  • 要約に寄せる:結論・決定・宿題を必ず残す
  • 根拠リンク:重要箇所だけタイムスタンプで参照できる状態にする
  • 原本と共有版:外部共有は要約版だけにする
結論:「全部残す」より「残すべきものだけ残す」方が、ナレッジとしても強くなります。

ツール選びで見るべき保持ポリシー機能

  • 会議種別ごとの保持設定:データ種類別に期間を変えられるか
  • 自動削除:期限で消えるか
  • 共有リンク期限:期限・無効化ができるか
  • 監査ログ:閲覧・共有の追跡が可能か

最短の確認:無料トライアルで「作成→共有→期限で無効化→削除」まで回して、運用が守れるかを見るのが確実です。

保持ポリシーに強いAI議事録ツールは?(ランキングで比較)

保持ポリシーの機能は、法人向け設計で差が出ます。権限・共有リンク・自動削除・監査ログまで含めて比較するのが確実です。

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